[イベントレポート]サカダワ満月 善徳会

日時:2022年6月14日(火)
 午前10時~午後3時30分 サカダワ満月法要(休憩はさむ)
 午後3時30分~午後4時 サカダワ 説法会

【感想】

チベット暦で、お釈迦様の降誕・成道・涅槃にご縁のあるサカダワ満月の6月14日に川崎にて法要が執り行われました。

私は今年で2回目の参加をさせていただきました。
祭壇にはお月様をイメージし“ムーンライズ”と名付けられたフラワーアレンジメントを新井先生の弟様の康真先生が作ってくださりとても華やかでした。
お経を読む声や法楽器が響くなか、とても心地よい空間にこの尊い日を迎えさせていただくことは本当に有難いことだなとしみじみ思いました。
法要が執り行われた後には仏様と新井先生へカターという敬意を表す白い布を捧げてご挨拶をさせていただきました。

法要の後に新井先生のご法話が始まりました。
チベット暦の4月15日(今年は6月14日)はお釈迦様が悟りを開かれて涅槃に入られた日とチベットでは言われているそうです。
チベット暦の4月1日~15日(今年は5月31日~6月14日)は、チベットでは法要を毎日毎日するそうでこの期間は特に徳が積めるそうです。
日本でも浅草寺のほうずき市で四万六千日(しまんろくせんにち)にお参りすると100日、1,000日分もの功徳が得られると言われているそうです(※①)

続いてお釈迦様のお話をしてくださいました(※②)
お釈迦様が入滅するまでのお話しや、先生が実際に巡礼地を廻りご体験された話をしてくださり、とても興味深かったです。
お釈迦様の巡礼地、ブッダガヤ、ルンビニ、バラナシ、今行っても2500年前と変わらない素朴なところだそうです。
私も是非巡礼地を巡ってお釈迦様の足跡を辿ってみたいと思いました。

お釈迦は自分の心を見ることが大切だとおっしゃっています。
そして新井先生からはそれをどう実践していけばいいのか実際にカウンセリングや様々な勉強会で学ばせていただき自身の心が変化していくことが楽しみです。

これからも沢山のイベントに参加していきます。
ありがとうございました。

※① ほうずき市:浅草寺が平安時代頃より、観世音菩薩の縁日には毎月18日があてられてきたが、室町時代末期(16世紀半ば)頃から、「功徳日」といわれる縁日が設けられるようになった。功徳日とは、その日に参拝すると、100日、1,000日分などの功徳が得られるという特別な日を指すそうです!

※② お釈迦様の名前はゴーダマシッタールタ、釈迦牟尼、仏陀などの呼び名があります。
2500年前のチベット暦の4月15日に生まれたと言われています。インドの北部(現在のネパールのルンビニ=)ムユウジュのところでマヤ夫人の右脇腹からお生まれになったと言われています。
釈迦族の王子として生まれたお釈迦様は、幼いころから何不自由のない暮らしを送っていました。
しかしいつしか、「生まれてきた者は、年老いて、病気にもなり、そしていつか必ず死んでしまう」という、誰一人として逃れることのできない問題に深く思い悩むようになります。

お釈迦様はこれらの苦しみの解決方法を求め、修行をする決意を固めました。王子としての立場や地位を捨て、妻や息子からも離れ、全てのものを捨てて、王宮のあったカピラバストゥから旅立つこととなったのです。

城を出たお釈迦様は、2人の仙人を訪ねて、教えを乞います。しかし、納得する答えを得ることはできませんでした。それからは、自ら答えを見つけようと、ナーランジャー川で心の乱れを抑える苦行、片手を1年2年降ろさない、断食、寝ないなど過酷な修行を自らに課し続けます。ところが、体が極限までやせ細り、骨と皮だけの姿になるまで苦行に励んでいたそうで、気力を無くした時にスジャータという娘がミルク粥を与えて気力を取り戻したそうです。

行を止めたお釈迦さまは、ブッダガヤの菩提樹の下で静かにこれまでを振り返ります。
そこで悟りの境地に達したそうです。*悟りとは『目覚める』ということ
お釈迦様は悟りを人間に伝えても伝わらないだろうと思っていた時、
梵天様がどうぞ私達、人間達に悟りの境地を広げなさいとおっしゃっていただき、はじめに5人の僧侶に悟りの内容を伝えていったそうです。

(ご参加のMDさんより)

YouTubeでも法話会の様子を見られますので、是非ご覧いただければと思います。

サカダワに積ませていただいた善徳は全て生きとし生けるものへお回しすることができますように。
サカダワが終わっても善行を積み続けられますように。