9月24日 ナムギャル法楽会 2016 ~西蔵そして日本の願い~

2016年9月24日、法楽会に参加させていただきました。

新井サンポ先生とその生徒さんたちで作られたグループ「チベタン法要クラブ(THC)」が、ナムギャルのお堂を飛び出し、外に会場を借りて執り行う法要を見るのは、東洋文庫「オリエントカフェ」で開催された昨年に続き、今回が二度目でした。

チベットレストラン タシデレ

会場は曙橋にあるチベットレストラン「タシデレ」。

お店の外観はダライラマ法王のポスターが貼られていたりと、なんとも異国情緒溢れる佇まい。徒歩五分ほどで見えてきたそこは、私が着く頃には既に満員になっていました。

法要

法要は会場でいただきました式次第によりますと、以下の通りでした。

タシゲバ「開経偈」
ツィクドゥンソルデップ
リヲサンチュ「朝のお勤め」
トーチュン「憤怒の黒女神」
モンラム「祈願」

タシゲバ「開経偈」については、チベット語の読みをカタカナで記した紙が配布され、会場に集まっている全員で読み上げることが出来ました。

昨年の東洋文庫に続き、今年は2月にネパールのボダナート、3月に佐賀県の本福寺と、外で法要をされることが多くなったとお聞きしましたが、本当にすごいことだと思います。

THCの皆さんが堂々と法要をあげているお姿を見ていると、このように楽器を持って大きな会場でコンサートのように演奏しているなんて、普段は全く目にすることも耳にすることもないチベット式の法要を日本に持ち込み、伝えてくださっているなんて……そこに至る道を作られた新井サンポ先生のご活躍も、その道を共に歩んでこられたTHCの皆さんの奮闘も並大抵のものではなかったと思いますが、まるで奇跡のような尊いことだなと感じました。

会食・歓談

法要が終わると会食、歓談の時間でした。モモ(チベット餃子)を筆頭に、サラダ、スープ、チャーハンと「タシデレ」さんのボリュームたっぷりな絶品料理の数々を堪能することが出来、会場中から「美味しい!」と声が上がっていました。

ナムギャルからの贈り物 ~チベットビンゴ~

すっかりお腹も落ち着いたところで、「ナムギャルからの贈り物 ~チベットビンゴ~」と題して、景品の当たるゲームがありました。

会場入りする際に一人一枚引いた、中にチベット語の一単語が書かれたクジ。そのクジを新井サンポ先生がビンゴのように引くクジと照らし合わせ、一致していたら景品が当たるというもの。

言葉にするのはなかなか難しいのですが、クジに記された単語の意味を解説しつつ、その単語を引くという意味も解説する……チベットの言葉、文化を伝えつつ占い要素も入れて楽しませてくださったという感じで、すごく盛り上がりました。

景品もネパールの紅茶や巾着、お香、バッグ、アクセサリーなど日本ではなかなか手に入らないであろう貴重なものばかりで、ビンゴに外れた人全員にもプレゼントがあり、皆笑顔になっていました。

法要、ご馳走、お土産と本当にお腹いっぱいの素敵な時間をいただきました。思いやり溢れる気遣いのプロ集団というか、人一倍優しい方々が一丸となって開催されているからでしょう、こんなに貰っていいのだろうかと思うほど充実した時間をいただきました。
ありがとうございました。(おわり)