このたび、高野山から御縁あって二躯の不動明王像を賜りました。
不動明王の酉年にこの幸縁にて、まことに皆様方の日頃の福徳の賜物と思います。
高野山から僧侶の方にご参加いただき、ナムギャルTHCメンバーと共に法要と魂入れを執り行いました。当日の様子をご紹介いたします。
概要
日時:平成29年8月5日(土)午前10時~午後1時30分
場所:横浜のお寺 オーセル・ゴンパ
プログラム
・法要
・高野山真言宗次第法会
・チベット仏教ニンマ派法要
・開眼法要
・共開膳(昼食)
新井サンポ先生より
先日8月5日吉日、無事にナムギャル 不動明王像入佛開眼法会を執り行えました。
沢山の方々に足を運んでいただき、誠にありがとうございました。
新しくなった横浜のお寺 オーセル・ゴンパに不動明王像を請来したいという思いを、今年3月のネパール研修の折、高野山真言宗の学僧でいらっしゃる高野山金剛峯寺の内堀さんにお話ししたところ、幾月してから、高野山から賜れるというご連絡が入りました。それも二躯であります。私自身、小さい頃から祖母に連れられお不動様にお参りしておりました。そういった経緯もあり誠に素晴らしいことであります。
これからナムギャルは仏教グループとして横浜のお寺にはお不動様にいらっしゃっていただきます。益々、衆生救済のため仏教を広められればと思います。
感想
横浜のお寺 オーセル・ゴンパに是非ともお不動様をお迎えしたい。お参りに伺うと、何度かそのお話になりました。
お不動様はナムギャルにとって大変に御縁の深い仏様で、武相不動尊巡礼や文月御滝行修養などのイベントでも度々お参りをしておりましたので、私たちのお寺にもお迎えしたいという思いは新井先生とナムギャルの皆さんの共通の願いであったことと思います。
それが、先生もお書きになっている通り、本当に素晴らしい巡り合わせで、なんと高野山から二躯もいらっしゃるというので、初めはただただ幸縁に喜んでおりました私たちも、お迎えの日が近づくにつれ「これは…大変なことではないだろうか!?」「高野山の僧侶の方から賜るのだから、しっかりした法要でお迎えしなくては」と、法要の練習や式の準備に熱が入り、何人かは興奮と緊張でほとんど寝付けないまま当日を迎えました。
外の入口から散華を撒き、お香でお不動様が通る道を清め、高野山真言宗の僧侶でいらっしゃいます内堀様の法会とともに、とうとうお不動様がナムギャルのお寺にいらっしゃいました。当日はこの吉日を共に迎えようと多くの方にご参拝いただいておりましたが、お不動様がいらっしゃった瞬間から空気が変わったようだった、という声がありました。
内堀様には高野山真言宗式の法会を賜りました。二躯のお不動様が長く安置されておりました聖地・高野山から、私たちが仏教の学び舎としている横浜のオーセル・ゴンパまでの道を繋いでくださった内堀様からのお言葉には、高野山真言宗とチベット仏教ニンマ派の縁を結ぶメッセージが込められており、深く感動を覚えました。
私たちからもチベット仏教ニンマ派式の法要を執り行い、ご参拝いただいていた方々から賜ったご祈願も心をこめてお勤めいたしました。
これから、この二躯のお不動様が横浜のお寺・オーセル・ゴンパをますます温かい光で包んでくださることと思います。当日、この場にいらっしゃった皆様と、これから横浜のお寺にお参りいただく全ての皆様に、お不動様との仏縁が結ばれることを願うばかりです。