新井サンポ先生御法話 2022年1月5日 善心会にて

 改めまして明けましておめでとうございます。

 今日は川崎のお堂“善心会”ということでスタートしましたが、年末年始は昨年建立した軽井沢の庫裏“善心庵”で過ごしました。

 雪が降ってたんですが気温が−10℃にもなる寒さなのでパウダースノーになるんですね。朝はダイヤモンドダストみたいになって本当にキラキラしてとても綺麗でした。

 そんな自然の中で三が日を過ごして、日中は太陽が出て暖かいですけど夜になるとすごく寒くて凍てつくという言葉でも言い表せないくらいな感じでした。
東北や北海道の方に親戚がいないので分からないですが、水道管が破裂しちゃうみたいで「水抜き」と言うのをやらなければいけなくて、その水抜き作業がなかなか大変で何カ所も栓を閉めたり蛇口を開けたりということをしてきました。

 昨年の9月にリンポチェが仰っていた軽井沢に庫裏ができまして、お正月を軽井沢で過ごすと言うのも夢だったので、元旦法要もできましたし良い流れだったと思います。

 軽井沢から戻り、近くの川崎大師にお参りに行ってきました。川崎大師には六角堂があって聖徳太子さんをお参りするところがあるんですね。聖徳太子さんは、日本に仏教を一番初めに定着させた人です。お参りしながら目を移すと『和をもって貴しとなす』ということが書いてあるんですよね。

 その言葉自体は、私がネパールに行く前、チベットに行く前にいただいた言葉で様々な形の「和」を持っていってください。ということをいただいたような気がしたんですね。その『和をもって貴しとなす』という言葉を今年も年頭にいただいて、またスタートの年かなと思いました。

 和を保ちながら争いなく暖かい気持ちで、穏やかな気持ちで(笑)、穏やかにね。ナムギャルがそういう場になる様にお言葉をいただいたということを感じて心に置いといたんですね。

 それで実際どういうことを仰っているんだろうと思って調べてみましたが、自らも正直に、他人にも正直に。その中で、もし違うと思えばその場でしっかり話をする。意見を交わしながら、そこできちんとバランスをとりながらやっていくことだよ。ということが書いてあったんですよね。ただ仲良く楽しくやることだけではなく自分の意見に正直に、それから他人の意見にも素直に耳を傾け意見を交わすこと。ということが書いてありました。本当にそうだな。そういうことなんだなと思いながら今年一年の自分の生き方として、そういうことをやりたいと思います。

 皆さんも年初めですし、これから一年間良い形で楽しくね。いつも申し上げているように、リラックスした気持ちで臨んでいただければと思います。

 新しい年に達磨さんを用意しました。高崎に毎月行っていますしご縁がありますね。

 金の達磨を用意したんですけど、実は以前金の達磨に『軽井沢に建てられますように』と祈願して、有難いことに両目が入れられました。

 新たなスタートということで、どういうことを願うかは勉強会の時にお話しさせていただくとして、目は後でこの達磨に入れたいと思います。

 是非是非良い年になさってください。ありがとうございました。リモートの皆さんありがとうございました。

 (2022年1月5日 善心会にて)

[イベントレポート]ナムギャル初詣・善心会