[イベントレポート]Namgyal 法楽会

日時:2022年6月19日(日)
場所:伊勢佐木町クロスストリート

【感想】

 梅雨入りしてからすっきりしないお天気がつづいていましたが、ナムギャル法楽会の当日は前日までの雨空、曇り空とはうってかわった青空になりました。

 会場のCROSS STREETがある横浜・伊勢佐木町のメインストリートは、さまざまな飲食店、商店などのビルが立ちならぶ繁華街。そこを進んでいくと、ふいに空が大きくひろがった開放的な空間があらわれます。特徴ある大きな屋根とガラス張りの建物、そこがCROSS STREETです。

 日曜の午後、会場につどった人たちとYouTubeで視聴している方たちがともに参加して、法楽会がはじまりました。

 まずは、一般社団法人となったナムギャルについての、理事・新井サンポ先生、副理事の松澤さん、西川さんによる紹介です。

 ナムギャルはサンポ先生を中心に、もうかなり長いあいだ活動をしており、去年は軽井沢に善心庵が建立されたとのこと。また、年間を通してさまざまな行事や各種の勉強会、活動を実施しているそうです。

 続いては、THC、チベタン法要クラブによるチベット式法要です。

 クラブのみなさんが、ケツンサンポ・リンポチェゆかりのネパールのお寺仕込みのチベット語で、朗々とお経を読誦されます。まさに日ごろの鍛錬の成果ですね! おごそかな中にも祈りの力あふれる読経が響く中、会場中央ではフラワーデザイナーのYASUMASAさんが、ライブでフラワーアレンジメントとブーケの大作を作り上げました。

 続くサンポ先生・YASUMASAさんによるトークセッションでは、旬の鮮やかな花をふんだんに使って梅雨時のジメジメした空気を払しょくしたいと考えたというYASUMASAさんの思いが語られました。2つのフラワー作品はステージに飾られ、会場を華やかにいろどっていました。

「文化祭」「びっくり箱」「お祭り」「何が飛び出すかわからない」と事前のご案内にあったとおり、次から次へとさまざまなプログラムが目白押しに続きます。

 次はナムギャル・ドルジェ庵から、渡邊さんによる「五体済度~夏~」。サンポ先生とのトークの形で、きびしい夏をのりきるための健康上の注意点や夏に効くツボの紹介、食べ物や五十肩などに関するアドバイスがありました。また、渡邊さん考案の「三宝体操」という、ツボおしやストレッチを組み合わせた体操で、会場のみなさんとともに私も体のコリをほぐしました。

 昼すぎに始まった法楽会も、いよいよ最後のプログラムに。

 締めは「ブッディーゴスペル」と「蓮灯バトン」です。ゴスペルふう衣装をまとったTさんが「Story」を歌うなか、灯明をともしたクリスタルの蓮の花を、会場参加のみなさんがひとりずつ順に手渡していきます。渡しおわった方たちはその様子をみまもるように立ち、また歌を口ずさみながら曲に合わせて体をゆらせます。ナムギャルにつどう方たちのつながり、助け合いについて語る副理事・西川さんによる胸アツのことばが、輪になった私たちの心にじーんと響くなか、今年の法楽会もお開きになりました。

 会場では、ナムギャルから誕生したライフスタイルブランド「CHAGOM(チャゴム)」のお茶の販売などもあり、文化祭的な雰囲気をもりあげていました。

 コロナ対策に気を配りつつ、これほど盛りだくさんのプログラムを会場・オンラインのハイブリッドで滞りなく進行するのは、たいへんな準備とご苦労あってのことと思います。

 サンポ先生、スタッフのみなさん、どうもありがとうございました。

<ご参加のMAさんより>