日時:2022年5月22日(日)
場所:長野県善光寺(淵之坊)
【感想】
数えで七年に一度の善光寺御開帳に、前回の参拝から再び八年ぶりに(コロナ禍でご開帳が延期に)参加させて頂きました。
善光寺の御本尊は日本で最も古いと伝えられている『一光三尊阿弥陀如来様(中央に阿弥陀如来、右に観音菩薩、左に勢至菩薩)』ですが、今回はナムギャルの特別祈願法要を執り行って頂けるということで、内々陣で拝見できることも楽しみにしておりました。
早朝から多くの参拝の方々が、大回向柱に触れるため、御戒檀巡りのために順番を待つ長蛇の列に並んでいて境内にあふれていました。
ナムギャル案内役の先達さんが ”この列では皆さん2時間待ちですねえ!”の声に、久しぶりの外出規制緩和のなか人々のパワーを感じました。
その列の横を、ナムギャル数十名は法要のために本堂へ、内陣に入り、さらに内々陣にすすみ、少々緊張のなか待機しておりました。
いよいよ法要が始まり、本堂の空気はひときわ太鼓の音が澄んで聞こえるような気がしました。ナムギャルの参加者のお名前が一人一人読み上げられ、太鼓の音の高まりとともに、龍の幕が震え、パッと御本尊様が出現、その間十数秒かという間、白い糸は見逃してしまいましたが金剛色の御姿が目に残りました。
お参りして、普段は正月限定の行事という御印文頂戴へと移動して行きました。
閻浮檀金(えんぶだんごん)という特別の金製で錦の布に包まれたご印文を額に押して頂くのですが、極楽浄土が保証されると言われているそうで、なんとも言えないこころ安らかな思いで外へ出ると、そこは、朝から厚い雲におおわれていたのに太陽の光がカッと差し青空が広がっています。別次元へのドアをあけたような感じでした。
先達さんは雨男だそうで、お天気の変わりように驚きとともにホッとされていましたが!
お陰様で今回はじめての経験もさせて頂き、八年前の回向柱の御守りもお返しして、幸せな気持ちで善光寺御開帳参詣を終えることができました。
皆さんとともに御祈願法要に参列させて頂いたことも忘れられない思い出になりました。
善光寺には他にも見処がたくさんあり、又ゆっくり来てみたいと思います。
今回、善光寺御開帳参詣に携わってくださった皆さまの御尽力に心から感謝しております。お世話になりました。ありがとうございました。
<ご参加のカズエさんより>
歴代の回向柱
淵之坊 昼食